3Dプリンター

RAPID PROTOTYPING

より早く、より精密に。
積層造形装置を用いたラピッドプロトタイピング工法(以下RP)は、型を作ることなく造形できるため大幅な工程の短縮が可能です。3Dデータからダイレクトに造形できるので圧倒的にスピーディー。つまり試作・開発にとってRPは時短化できる唯一無比のハイテク工法といえます。しかし、この工法はハイテクであるが故に、日進月歩で進化を繰り返しており、完全に画一化されていません。RP装置毎に特徴を有していますので、目的や用途に合わせた選択が求められます。
昨今では、従来ネックとされてきた、精度の問題も改善に向かい、材料面での開発も進むなど、フレキシブルでより身近な工法となって参りました。アートウインズでは各種RPの手配から仕上げまでトータルに対応。お客様のニーズに合わせた造形法での製作を承っております。
光造形法(SLA:Stereolithography Apparatus) / 粉末焼結積層造形法(SLS:Selective Laser Sintering) / 粉末固着積層法 (3D-Printing)

■ 3Dプリンター(光造形・粉末造形等)の特徴

光硬化性エポキシ樹脂を赤外線レ-ザ-で硬化させ、積層させるのが光造形法。
粉末素材を層状に敷き詰め、レーザービーム等で直接焼結するのが粉末焼結法。
さらに粉末に水溶性接着剤を塗布し、積層するのが、3Dプリンターとしても知られる粉末固着法です。

CAMのようなプログラミングも不要で、切削加工等では難しいアンダー部を伴う複雑な形状でも容易に製作することが出来ます。CADデータを忠実に立体モデル化でき、同一形状での拡大や縮小も容易です。3Dデータの取り込み→STLデータ変換→造形位置への配置→スライスデータへの変換→RP装置による造形→サポート除去→というステップを経て完成。 必要に応じて仕上げ・2次処理も行います。

■ 各積層法の主な用途

光造形:真空注型用マスターモデル、外観検討用のデザインモデル、実装試験用ワ-キングモデル(プラスチック成形試作品)、その他
粉末焼結造形:実装試験用や機能確認用ワ-キングモデル(電子・コンピューター関連部品、自動車のインテークマニホールド流体部品、医療用部品など)、インジェクション型、金属実製品、鋳造用の消失モデル、その他
3Dプリンター:形状検討用のコンセプトモック、製品モックアップ、鋳造型(石膏材料を使用)、その他

■ 対応可能な主な素材

エポキシ系樹脂 / ナイロンなどの樹脂系材料 / ブロンズ / スチール / ニッケル / チタンなどの金属系材料 / スターチ(でんぷん)、石膏 / その他

その他の試作実績を見る